事務所通信

経営のヒント(88)

こんにちは。毎年1月は過ぎるのが早く感じますが、もう2月も後半です。歳を重ねるに連れて、時間感覚が早くなると言いますが、寒さの感覚は鈍りませんね。この冬は寒さが一段と厳しく感じます。そんな寒さ真っ只中の季節になると、毎年、【所得税の確定申告】時期になります。この頃から我々はバタバタで気づけば春というパターンが恒例です。さりげなく所得税と言いましたが、併せて個人事業者の【消費税申告】、【贈与税申告】も同様の時期に受付けとなります。今回申告の改正で目立って前年と変わったところはありませんが、1年間の医療費が10万円を超えた方、ローンを組んでマイホームを買った方、寄付やふるさと納税をした方は申告をすると税金が還付されるかもしれないのでご注意ください。また今回の申告からマイナンバーが必要になりますので、そちらもご注意ください。手順としては①申告書にご自分のマイナンバーの記載(新設記載箇所あり)し、②これは申告書とは別紙の【本人確認書類(写)添付台紙】に、マイナンバーカードをお持ちの方は、両面のコピーを貼付してください。まだ、マイナンバーカードをお持ちでなければ、通知カード等のコピーと運転免許証等のコピーを貼付してください。これにより番号確認と身元確認がなされます。これは贈与税の申告でも同じですのでお忘れの無いように。そして申告ですが、国税庁のホームページで申告書の作成が簡易にできるようになっていますので、こちらを使うのも良いかと思います。注意すべき点は電子での申告(e-tax)ができるようにもつくられていますが、申告前の認証等で難しい点があるため、完成時点でプリントアウトして書面で提出されることをお勧めします。くれぐれも申告漏れ、忘れの無いようにしてください。

(出典:税理士新聞 第1547号 2017年2月15日号、すぐ書ける確定申告:平成29年3月15日申告分 成美堂出版)

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