こんにちは。9月に入って猛暑もおさまり朝晩は急に秋めいてきました。季節の変わり目、体調をお崩しにならぬようお気を付けください。さて今回のお話しですが今年もはや残り3ヶ月、ここ数年税制の変化が顕著です。最近質問を良くうける事項について確認したいと思います。まず皆さんが【消費税】に関しては敏感になるところですが、既成事項の税率アップはおこなわれるのでしょうか?9月2日に麻生財務大臣が記者会見で「景気の回復基調が続いているという理解は変えていない」と発言し、翌3日には谷垣自民等幹事長が「消費税10%へのレールは敷いてある」「税率を上げなければアベノミクスが失敗したと思われる」と発言されています。このまま受け取るのが現状では妥当と考えます。次に【所得拡大促進税制】ってご存知でしょうか?アベノミクスの一環で導入された制度で、一定の賃上げを実施した企業への税額控除です。今年6月の経済産業省のアンケートによると約半数の企業が知らなかったとの結果が出ています。因みに当事務所では該当企業にはご提案しています。最後に【経営者保証ガイドライン】、これは文字通り金融機関への①経営者保証を外すための要件、②保証債務の整理についての事ですが、金融機関との連携が必要です。今後ご提案させていただく事象になるので解説は割愛いたします。
(出典:『税理士新聞第1460号』エヌピー通信社)