今回は現金と預金に係る仕訳を見ていきます。
現金の管理方法として預金があります。個人の方にとって一般的なのは普通預金だと思います。
手元にお金が1万円あり、それを普通預金に預けると仕訳は現金が減ったので「貸方」に、反対の「借方」には「普通預金」きますので①になります。このときの勘定科目はその名の通り普通預金となります。名前もそのままで、考え方・扱い方も現金とまったく同じですので理解し易いと思います。
逆に預金からお金を引き出せば手元現金が増え、普通預金が減りますので②になります。
次に、運転資金等が必要なときに現金1万円を借りたとします。借りたときは③の仕訳で、その借入金を返済すれば④の仕訳となります。③と④の仕訳になるかはもう理解していただけると思います。
ただ、勘定科目に注意が必要です。一年を基準に、それ以内に返済することになっていれば「短期借入金」、一年を超えて返済するのであれば「長期借入金」となりますので、そこだけ注意してください。
(借方)普通預金10,000 (貸方)現金10,000 ①
(借方)現金10,000 (貸方)普通預金10,000 ②
(借方)現金10,000 (貸方)借入金10,000 ③
(借方)借入金10,000 (貸方)現金10,000 ④