事務所通信

経営のヒント(97)

 こんにちは。暑いとか台風だとかいっていたら、いつの間にやら年末もそこまで来てるって感じです。皆さんのお手元には税務署から『年末調整関係諸用紙』と書かれた大きな茶封筒が届いたころと思います。今年も1ヵ月と少し・・・、すぐに寒波到来の知らせを耳にする事でしょう。我々税理士業界は年末に差し掛かり法人の3月決算まで続く繁忙期となります。そこで今回は少し実践とはかけ離れたお話をご紹介します。【パナマ文書】という言葉を耳にした事がありますでしょうか?2015年にパナマの大手法律事務所(モサック・フォンセカ)を介してタックスヘイブン(租税回避地)を利用した顧客データが全世界に配信され、経済界にとどまらず政界をも凍りつかせました。そのパナマ文書問題が落ち着いてきたなと思っていたら、今度は115日というから、つい先日、その続報ともいえる【パラダイス文書】なるものが南ドイツ新聞が入手して公表されました。こちらにはカリブ海に浮かぶ英領ケイマン諸島や大西洋の英領バミューダ諸島に拠点を構える法律事務所(アップルビー)の内部文書や世界中にあるタックスヘイブン登記簿が記録されているそうです。一見、別世界で関係のないように感じますが誰もが知る有名な日本人の方々の名前も記載されているそうです。少し前、前出の【パナマ文書】を発信したジャーナリストが謎の死を遂げたというニュースをみました。今回はそういう事のないことを祈ります。

(出典:税理士新聞 第1574号 20171115日号)

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