事務所通信

経営のヒント(69)

こんにちは。梅雨明け間近の季節ですが、やはり暑いですねぇ。2か月程はこの暑さにお付き合いです。体調管理に気を付けましょう。私もこの夏は体調を壊さないように、ジムで運動と食事に気を付けるようにしています。さて今回のお話ですが社長さんの意思決定にもっと数字を役立てるべきということで【会計の歴史】についてお話を進めていきたいと思います。現在、各国の経済状況を比較するのにGDP(国民総生産)等の数字を使います。また株式会社が配当額を決定するには、財産項目と損益項目を区別し意思決定の判断基準にしますし説明基準にもします。最近はお目にかかりませんが時代劇中でも番頭さんが帳簿に筆をしたためているシーン等見覚えがあります。簿記の発祥は古く中世のヨーロッパはイタリアのベネツィアで1400年代のこととされています。ヨーロッパを中心に商業が広まりその記録方法として現在の複式簿記【ベネツィア式簿記】が広まったとの事です。その開祖ともいうべき人物は【ルカ・パチョーリ】という修道士、数学者でレオナルド・ダ・ビンチに数学を教えていたという方らしいです。また、ヨーロッパの各国が交易するうえでの基準が必要だったし、何より徴税する基準となるものも必要だったということから考えると大発明ですね。ではその大発明をどう使ったのか、脱税の罰はどうだったのか等が頭に浮かびますが続きは次回にしたいと思います。

(出典:『バランスシートで読みとく世界経済史』ジェーン・グリーソン・ホワイト著 日経BP社)

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