事務所通信

経営のヒント(120)

 こんにちは。先月秋の気配が・・・と思ったら、台風の連続で日本列島に甚大な被害をもたらしました。幸いにも近畿での被害は耳にしておりませんが、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。この間、日本開催のラグビーワールドカップでの日本チームの快進撃で盛り上がっております。私も花園開催の試合観戦に行き盛り上がりを肌で感じてきました。そんな感じで浮かれている間もなく、【消費増税】がスタートしました。まだそれほどの混乱は見受けられませんが、キャッシュレスの恩恵(ポイント還元)は期間限定ですので今のうちにお試しください。その消費増税に関連することで、我々が真っ先に頭に浮かぶのが【納税資金は大丈夫でしょうか?】というもので、税率が10%に引き上げられ、軽減税率やポイント還元にマスコミ報道は終始していますが、課税事業者の立場から見ると、その仕組みは複雑で対策ができているかというと十分とは言えないのが現状ではないでしょうか。これから申告時期を迎えて実際に申告納税する段にきてようやく、現実に直面するのではないかと危惧します。以前から増税時の後には決まって納税資金に苦慮して分割、滞納等の相談が増えます。また、今回の消費増税はこれで終わらずに202310月から導入のインボイス制度で更に混乱することは必至と考えております。ともあれもう導入されましたので、制度を理解し運用していくしかありません。これからの消費税の情報に注力してください。

(出典:税理士新聞第1643号 20191015日号)

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