事務所通信

「財務分析」~その⑤~

今回からは損益計算書に係わる分析のお話をしていこうと思います。左の図が簡単に損益計算書を図にしたものです。

売上は説明する必要はないと思いますが、その次の売上原価というのは、主に仕入れをいいます。

そして、売上から売上原価を引いたものが売上総利益、もしくは粗利益といわれるものです。経営者の方は「粗利」という言い方のほうが馴染みやすいのではと思います。

販売費及び一般管理費は、いろいろな経費で構成されています。その次からの項目があまり聞き慣れないかも知れませんが、代表的なものを挙げてみると、営業外収益が受取利息や受取配当金などで、営業外費用が支払利息等です。また、特別利益や特別損失は臨時的に起こって発生したもので例えば、資産を売却して得た利益であるとか、また資産を処分したため損失を出したとなどに発生します。そして最後に利益が導かれる仕組みなのです。

今回は、仕組みのご説明で終わってしまいますが、次回からこの損益計算書を使った分析をしていきます。

売上
売上原価
売上総利益(粗利益) 
販売費及び一般管理費
営業利益  
営業外利益
営業外費用
経常利益 
特別利益
特別損失
税引前当期利益   
法人税等
当期利益 

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